吉田 薫の「Management & Golf」

チャレンジ

吉田薫の「Management & Golf」
仕事(マネジメント)を通じてゴルフを知る、ゴルフを通じてマネジメントを知る。
マネジメントとゴルフに共通するテーマを考察し、双方のレベルアップを目指したコラムです。

<チャレンジ>

昨日(8月31日)はABCゴルフサービス杯に参加しました。会場の新南愛知カントリークラブ美浜コースは、マンシングウェアレディス東海クラシックの開催を3週間後に控え素晴らしいコースコンディションでした。天候が心配されましたが雨に降られることも無く、3位の豪華商品もいただき、楽しい一日を過ごすことができました。関係者の皆様、ありがとうございました。

同伴競技者は、最終ホールで見事なチップインバーディーを決めた「こーちゃんブログ」の原本康児さんでしたが、私のコラムは少し難しいという声をいただきましたので、今回は平易にいきたいと思います。

新南愛知カントリークラブ美浜コースのフェアウェイは少し狭めに調整され、ラフの草が長くてロストボールしそうなほどです。ラフからはほとんど上手く打てませんでした。昨今の多くのゴルフ場は、ゴルファーの進行スピードを優先して、ラフもフェアウェイ並みに刈り込み、時にはドライバーショットで大きく曲げても斜面を転がってフェアウェイまで出てくるようなこともあります。難しいバンカーを埋めてしまったゴルフ場もあります。ゴルフが簡単にできるように設定されたゴルフ場に慣れてしまうと、難しい(?(本来は普通の))ゴルフ場では良いスコアは望めません。いつもと同じ(簡単な)コースで、いつもと同じくらいのスコアに満足していてはレベルアップしないものなのです。しかし、少し難しいところで<チャレンジ>し、難しいコースでも良いスコアを出すことができるようになることでゴルフのレベルが向上するし、充実感も得られるでしょう。国内で活躍しているプロゴルファーが海外のメジャー大会ではあまり良い成績が残せないのは、コース設定の差(特に今年の全米オープンの開催コースには驚嘆しました)が原因の一つとしてあげられているものもっともなことと思います。

企業では「目標管理」制度を取り入れていますが、あまり上手く運用できていないところが多いようです。この制度は、各社員が自身で<チャレンジ>目標をたてて、目標達成に向けて切磋琢磨することによる社員の成長を狙ったものです。ところが上手く運用できていないところでは、目標未達となった場合にマイナス評価されることを恐れ、<チャレンジ>目標となっていないようです。いつもと同じように仕事をしていれば達成できそうな目標をたてていては、社員は成長しませんし、目標を達成しても充実感が得られません。

ゴルフも仕事も少し難しいことに<チャレンジ>することでレベルが向上するし、充実感が得られます。

【プロフィール】
吉田 薫(よしだ かおる)(1966年10月27日生まれ)

一般社団法人中部産業連盟 コンサルティング事業部 主任コンサルタント
業務・品質改善、リスクマネジメント(コンプライアンス、内部統制、事業継続管理(BCP)、情報セキュリティ 他)、CSR、経営戦略、ISO、組織活性化、海外販路開拓などに関するコンサルティングや研修を実施中
名古屋大学在籍時には体育会ゴルフ部主将
富士OGMエクセレントクラブ伊勢大鷲コース所属 ハンディキャップ1
クラブチャンピオン5回獲得(伊勢大鷲1回、双鈴ゴルフクラブ4回)
お問合せやご意見は yoshida.kaoru@chusanren.or.jp