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オリーブレポート タイル工場へ②2018.9.25

オリーブレポート2018.9.19 タイル工場へ【湿式タイル編】

着々と工事が進むホテルABC。その外装タイルが焼き上がりました。そこで好奇心旺盛な原本ご夫妻を、タイル工場見学へご招待しました。今回はその【湿式タイル編】を。

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外観パースをご覧ください。外装タイルは2階までの低層部は【湿式タイル】の炻器(せっき)タイル。土を練って焼き上げた重厚感のあるタイルです。ただし重量が増すため、デザイン的に低層部の外装材として選択しました。炻器タイルは原本社長の大好物です。

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午前に見学した岐阜県のタイル工場から車で1時間半。愛知県半田市にあるタイル工場に到着しました。このタイル工場の創業は大正8年!ということは来年で創業100年!戦中は防空壕のレンガを焼いたこともあるようです。早速、今回の焼き上がったタイルの検査結果の報告を受けます。

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ここでもタイル商社の藤江さんの解説つきです。午前の磁器タイルよりも、炻器タイルは厚みがあるため、割り方や表情のつけ方など様々な表現が可能です。

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タイル工場が過去に手掛けた、様々なタイルが所狭しと並びます。

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そして、陽のあたる場所にて、焼き上がったタイルの検品を始めます。原本社長のVサインが出ました!大好物なので食べないか心配でしたが()。 下は発注前にサンプルで焼き、原本社長の承認をいただいたタイル。 上は工場で焼き上がったタイル。 さらに左は下手なゴルフで焼き上がった建築士()

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タイル1枚の大きさは縦60mm×横227mm。専門的には二丁掛け(にちょーがけ)と呼ばれます。厚みは18mmもあり、午前の磁器タイルの2倍です!今回のタイルは釘で引っ掻いたスクラッチ仕様。原本社長のリクエストです!

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検品を終えたあとは工場見学をします!場内にも多くのタイルが展示されています。

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【湿式タイル】の炻器タイル工場は、まるで工房のようです!

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タイルに混ぜ合わせる原料や顔料です。インスタントコーヒーのボトルも上手く利用しています。「キリマンジャロお願いします!()」

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機械どうしがラインで繋がっておらず、ひとつひとつの手作業です。

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機械で自動に薬品を吹きかけた磁器タイルの工場と違って、人の手による作業です。

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何百、何千、何万個というタイル。一心不乱に作業をされる姿は心を打たれます!

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これが今回使用した金型。プレスで出来上がる磁器タイルと異なり、練った土をトコロ天のように押し出して成形される炻器タイル。向こうのクシで今回のタイルに筋を付けてスクラッチ状としました。

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ちょうどこの日は焼き窯がメンテナンス中で中を覗くことができました。このタイルが流れてゆくこの焼き窯も磁器タイル工場と同じ全長50m! 初めの1/3が余熱帯。 中央1/3が焼成帯、その温度は1180度!(磁器タイルよりも50度低い) そして終わりの1/3が冷却帯になります。

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そしてこのタイル工場には昔に使っていた焼き窯が残っています!途中でカットされていますが当時の雰囲気が伝わります。当時の燃料は石炭。床のレンガの部分で石炭を燃やして焼成しました。


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工場から出て記念撮影。原本社長ご夫妻の笑顔を横目に、今度はこのタイルを実際の建物に貼ることに気合の入る建築士さんです!


午前の【乾式タイル編】から、午後の【湿式タイル編】へ。タイルの仕様もさることながら、その製法が大きく異なることがオーナー様にも伝わったかと思います。選んだタイルをペタペタ貼るだけじゃつまらない。大きな投資をして建築という買い物をしてくださるオーナー様を喜ばせたくてこの企画をしました。

現場の足場が取れて、このタイル建築が姿を現した日には原本社長ご夫妻にとってこのタイルが、より愛おしいものになることを願っています!

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