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Olympic Year2016.1.14

吉田薫の「Management & Golf」
仕事(マネジメント)を通じてゴルフを知る、ゴルフを通じてマネジメントを知る。
マネジメントとゴルフに共通するテーマを考察し、双方のレベルアップを目指したコラムです。

「Olympic Year」

2016年が始まりました。今年は丙申。丙も申もそれぞれに意味があり、だから丙申年はこうなるという記事を見かけましたが、私には良い年になるのかそうでないのかよくわかりません。ただ、前回の丙申は60年前で、このときは「もはや戦後では無い」と言われた年なので、何か明るいことがあるかなとも思っています。

私達ゴルファーにとって今年の関心の一つは、8月のリオデジャネイロオリンピックでゴルフが112年ぶりに復活することではないでしょうか。日本人選手の活躍でおおいに盛り上がることを切望して止みません。ゴルフ競技は他の競技と比べてオリンピックに向かない(例えばテレビ中継では全体の状況が把握しにくい、4時間もの時間がかかるなど)などという声がある中での開催です。リオでゴルフ競技が成功し、次の東京オリンピックのゴルフ競技はリオ以上に盛り上げて、これをきっかけにオリンピックでゴルフ競技は恒久採用、日本国内のゴルフ環境も活性化につながればと思います。

とはいうものの、国内のゴルフ環境は益々厳しい。今年の新成人は121万人。昨年の出生数はおそらく100万人程度。現在平日のゴルフ場を支えているといわれる1949年生まれの団塊の世代は270万人ですが、この方々がゴルフをするのはあと数年です。人口減少するなかでもゴルファーを増やす努力をし続けなければ、ゴルフ場の減少、ゴルフ場の劣化などとなって私達に跳ね返ってきます。もちろんゴルフ協会、ゴルフ場など各方面の方々は懸命の努力をされていますが、僭越ながら私も突拍子もない提案をさせていただきます。

それは徹底的な「Play Fast」の取り組みです。現状の大きな問題の一つはゴルファーのスロープレーのまん延です。休日ではハーフに3時間以上かかることも珍しくありません。これが「あそこのゴルフ場は詰め込みすぎ」という評判になり、場合によっては「もうあそこは行かない」となってしまいます。決してゴルフ場は詰め込みすぎにしていません。スタート間隔は適切ですし、ハーフターンを考慮して予約を受け付けています。問題はゴルファーのスロープレーなのです。

ゴルフは全てのゴルファーが打つタイミングを自分で自由に決めることができます。このようなスポーツはゴルフだけです。陸上や水泳など多くの競技では一斉スタートの合図があります。あるいはスキーのジャンプのように決められた時間内にスタートしなければなりませんし、この時間は毎回しっかりと表示されています。プロゴルフトーナメントではスロープレーの組に計測開始の警告を受けて打つまでの時間を計測されますが、アマチュアには無縁の話です。

そこで提案です。「いつもより5秒早く打とう運動」の推進です。全員が毎打5秒早く打つと、5秒×90打×4人=30分、つまり1組当たり30分短縮できます。これでゴルフ場の詰め込みすぎの評判は解消です。このとき、「5秒」という具体的な数値が重要です。「いつもより少し早く打とう」ではダメです。そもそも自分が何秒で打っているかを認識している人は少ないのですが、「5秒」という明確な目標を定めることに意味があります。また、早く打つとリズムが崩れるなどと言う人がいるかもしれませんが、おそらくこういう人ほどスロープレーの傾向があります。早く打つことは習慣です。スキルではありません。誰でもできるのです。

これをゴルフ界全体でキャンペーンするのです。手本となるプロゴルファーの役割は特に重要です。構えたらすぐ打つことを実践し、テレビや雑誌のコメントにも常にPlay Fastを取り入れ、テレビ解説者も打つまでの時間を計測したり遅いプレーヤーに注意を与えるくらいのことがあっても良いと思います。

こうすることで、もっと気持ちよくゴルフができる、ゴルフ場にもっと人が入る、ゴルフ場の収入が増える、ゴルフ場のメンテナンスなどが良くなるという好循環になるようにしてはどうでしょうか。アマチュアの皆さんは、早く打つことに意識がいくと余計なことを考えることがなくなり、しかも筋肉が硬直する前に打てるのでナイスショット連発、スコアアップになるかもしれませんよ。

 

【プロフィール】
吉田 薫(よしだ かおる)(1966年生まれ)

一般社団法人中部産業連盟 コンサルティング事業部 主任コンサルタント
業務・品質改善、リスクマネジメント(コンプライアンス、内部統制、事業継続管理(BCP)、情報セキュリティ 他)、CSR、経営戦略、ISO、組織活性化、海外販路開拓などに関するコンサルティングや研修を実施中
名古屋大学在籍時には体育会ゴルフ部主将
富士OGMエクセレントクラブ伊勢大鷲コース所属 ハンディキャップ1
クラブチャンピオン5回獲得(伊勢大鷲1回、双鈴ゴルフクラブ4回)

ホームページもご覧下さい。お問合せやご意見もお待ちしています。

http://mg-consultant.com/

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